遅くなりましたが、感想をば。
11/11(金)夕方、二期会≪ドン・ジョヴァンニ≫の通し稽古を見学させて頂きました。
事前にWEBから申し込みをしていて、有難いことに当選したのです。
当選の連絡が来てからずっと、わくわくしていました。
稽古場を見学できるなんて、貴重な機会ですもの。
ちなみに≪ドン・ジョヴァンニ≫は11/23,24,26,27に日生劇場で上演されます。
詳しくはこちらを見てくださいね。

 無題

当日はあいにくの雨で、寒い日でしたが、
帰宅時にはそんなの気にならないくらい熱い気持ちでいっぱいでした。

稽古場は、新宿付近。
廃校になった小学校を改装して、様々なレッスン場として使用されているそうです。
そのなかでも1番広い体育館いっぱいに、実際の舞台と同じサイズのセットを組んでありました。

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こんな感じです。
一般の見学者は15名くらいだったでしょうか。
(オペラにおよそ関係なさそうなギャルがいてかなり驚きました←)
見学は、体育館についている狭いバルコニーから。
ほぼ真上からセットを見下ろすことができ、とても観やすく迫力がありました。
裏方の様子を同時に観れるのも、あたしのような人間には至福です!面白かった!
そうそう、この稽古場に入る前には、
別室で音楽評論家の室田尚子さんから数十分のレクチャーがありました。
作品のおおまかなあらすじや登場人物についてなど、初心者向けだったかな。
ドン・ジョヴァンニという1人のキャラクターがとても好きなのが伝わって来ましたね。
それから、この作品に出てくる3人の女性はそれぞれ
ロマン、ロココ、現代アメリカの女性像を現しているというお話もありました。
ふむふむ。
そんなお話を聞いて、いよいよ、上の写真の稽古場に足を踏み入れたわけです。
写真ではよく判らないとは思いますが、上手に向かって上り坂になっています。
舞台奥には扉がたくさんあって、年号っぽい4ケタの数字がいくつも…
ごちゃごちゃ細かいセットはなくて、割とシンプルな印象でした。
この日のキャストは24、27日に出演される方々。
ドン・ジョヴァンニ  :宮本益光
騎士長        :斉木健詞
ドンナ・アンナ    :文屋小百合
ドン・オッターヴィオ  :今尾滋
ドンナ・エルヴィーラ :小林由佳
レポレッロ      :大塚博章
マゼット         :近藤圭
ツェルリーナ             :盛田麻央
衣装やメイク・小道具は稽古用なので本番とは違うものですが、皆さん素敵でした。 
他に違ったのは、伴奏がコレペティのピアノだったこととか、そのくらいかな? 
≪ドン・ジョヴァンニ≫は全2幕のオペラです。
台本はロレンツォ・ダ・ポンテ、作曲は誰でもご存じヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト。
今回は、指揮:沼尻竜典、演出:カロリーネ・グルーバー。
ライン・ドイツオペラ(デュッセルドルフ/デュイスブルク)との共同制作だそうです。
まああらすじとかはいいよね、きっとみんな知ってるよね!
実はそんなに好きなオペラじゃなかったんですよ。実はね。
でも、あたしの知っている≪ドン・ジョヴァンニ≫ではありませんでした。
もちろんいい意味で。とっても面白くて、最初から終わりまですごく集中して楽しめました。
うん。好きになった。
というわけで、内容の感想もいきましょうかね。
そんな、素晴らしい専門的な感想は書けないのですが…
思ったこと感じたこと気付いたことなどなど。なんとなく残しておきます。
あ、ネタバレも多く含みますので見たくない方はご注意を。

序曲からしっかり演出がついていました。
まず、外は嵐と思われる効果音が聴こえてきて、ドアを叩く音。
そしてツェルリーナとマゼットが早くも登場しました。
今この現代で、そこらへんを普通に歩いていそうな若いカップルに見えましたね。
マゼットがヘタレ眼鏡(近藤さんはとてもイケメンなのですが)で、終始彼に萌えていましたw
ツェルリーナもとても可愛らしくて、本当に友達にいそうな雰囲気。
あのカップルいいなあ(´∀`*) 単純に、好きですね。
この2人をレポレッロが(無愛想に)もてなすところから始まります。
舞台の後ろではたくさんある扉から次々と
女性(時には男性も!)とドン・ジョヴァンニが現れていちゃついては消え、を繰り返し…
そうしてついに上手からドンナ・アンナとドン・ジョヴァンニが登場です。
ドンナ・アンナがドン・ジョヴァンニを脱がしていましたよ…w
この演出ではきっと、ドンナ・アンナはドン・ジョヴァンニを好きなんですね。
ツェルリーナとマゼットが座っているテーブルの上で大胆に事を始めます。
そこで騎士長が登場。闘いはテーブルの上にあったナイフでだったのでちょっと地味な印象。
ドン・ジョヴァンニが人を殺してしまったことを忘れそうになってしまった。
そして、ここから物語が動き出します。
全体として、官能的なシーンは多かったですね。
主演の宮本さん、ただでさえイケメンで(声も素敵)ほれぼれしていたんですが、
動きがしなやかで色っぽくて、正直あたしも口説かれたかったですよ…!
今までは、ツェルリーナが何故マゼットがいるのにドン・ジョヴァンニと手を取り合ってしまうのか
あんまり理解できなかったんですが、宮本さんのドン・ジョヴァンニなら納得(←
3人の女性も、同じソプラノなのに1人1人全然違って、皆さま素敵でした。憧れます…
ここからは印象に残っているところを挙げていきますね。全部はとても書けないので。
ドンナ・エルヴィーラが登場して、レポレッロの「カタログの歌」の時に、
そのカタログに載っている今までの女性ということだと思うのですが合唱の方が続々登場。
それぞれゆっくりと、意味ありげな動きをしていました。なかには女装姿の男性も。
この演出では、ドン・ジョヴァンニは男女関係なくたぶらかしまくっているようで。
以前公開ゲネプロを拝見した≪サロメ≫もそういうのあったし、
もしかして演出家の間ではBLが流行っているのかしらとか、
腐女子をターゲットにオペラファン増加を狙っているのかとか色々考えちゃったりして(笑)
大広間での舞踏会、巧みにツェルリーナを連れていくところは
内心盛り上がって「うひゃー」って感じでしたが、その反面、マゼットが哀れでしたね(´・ω・`)
そういえばドン・オッターヴィオもずっと情けない感じのキャラクターでした。
あと、レポレッロは意外と道化色が強くなく、影が薄く感じたかも。
1幕終わって、20分休憩。休憩中もずっと、上からキャスト、スタッフを観ていられました。

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セット上でストレッチを始めた宮本さんと、話しかける小林さん、文屋さん。

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判りにくいですが飾ってあるのは衣装のイラストです。
座っているのは奥から近藤さん、盛田さん、今尾さんかな?たぶん。
なにせ写真撮影自由だったのでぱしゃぱしゃと撮らせて頂きました。
本当は稽古中もOKだったんだけど、携帯だったから遠慮したのと、集中していたのと。
なかには本格的なカメラで撮影している方もいたし、フルスコア持ってる方も。
休憩中の様子を拝見できるのも貴重なので、じっくり観てしまいました。

2幕始まり。
下手側のセットから下りたところでお金(お札でした)をばらまくドン・ジョヴァンニと、
それを1枚も残さず拾い集めるレポレッロ。
このあと1番印象に残っているといっても過言ではないシーンwww
マゼットが、レポレッロに扮したドン・ジョヴァンニに痛めつけられるところですが、
殴る蹴るなどではなくて、襲われてました///
セーターを脱がされ、シャツを脱がされ、ベルト、ついにはズボン…!
近藤さん、足細くて綺麗でした←変態
いやだから、このシーン観てBL流行ってるのかなって思ったんですね。うん。
にやにや観ていましたが、マゼットとしてはなんて可哀想な。
さて、このあとも色々起こりますが。
感じたのは、エルヴィーラはただの可哀想な女性では無いのかなーということ。
今までこの女性は可哀想なだけの人だと思ってたのですが、意外と強いような。
それから騎士長が現れてからの登場人物の様子とか雰囲気は凄かったです。
うーん、うまい言葉が見つからない。とにかくずっと見つめてました。
地獄落ちして、幕切れについてはネタバレ禁止令が出てますので書きませんが、
あたしにはまだちゃんと理解できていない気がします…orz
照明とかがついたらもっとしっかり理解できるかも。
それから、これは禁止のうちに入らないと思って書くのだけど、
最後の宮本さんの投げキッスが素敵でしたー(・ω・)

ふう、こんなところでしょうか。
最後の方がだいぶはしょり気味になっちゃった気もしますが
とにかく素敵な舞台だったということです。
本番のチケット取ってなかったのが悔やまれる…
今からでは予定とかお財布とかが要因で行けないので残念です。
でも、だからこそ、今回通し稽古を見学できたのは本当に幸せでした。
またこういう機会があれば、何度でも行きたいですね!
それと、この感想記事、あたしがもともと演出関係が大好きなので、
なんだかそればっかりになってしまったかもです。
もちろん、キャストの方々の歌声、演技もとても素敵でしたよ
各アリアもそうですが、重唱なんて、すごい迫力でした。
あたしもいつか、あんな風にオペラをやってみたいものです。(遠い夢ですが…
本番は来週。きっと素晴らしい舞台になると思います。
二期会のみなさま、素敵な時間をありがとうございました。

さああたしも、いつかを夢見つつ、自分の歌を磨いていきますよ。
今回の見学で刺激も受けたし、最近レッスンも充実しているし。
頑張ります(`・ω・´)

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